”小さな星の輝かせ方” 誕生までのストーリー

なぜ乳幼児スリープコンサルタントに・・・
なぜファーストエイドの講師に・・・

小さな星の輝かせ方、誕生秘話をご紹介します。

序文

“母親”という仕事が世の中で最も大変な仕事のうちの1つにあげられるということはよく知られていると思いますが、そのママ業の中でトップを争う大変なタスクって何だと思いますか?

私は乳幼児期の寝かしつけだと思います。

そしてこの寝かしつけ、一度歯車がかみ合わなくなると、負の相乗効果によって家族の幸せをどん底まで突き落とすことが可能になる、非常に厄介なものです。

私自身、長女を上手く寝かしつけられないことから、心も体もどんどんすさんでいき、旦那との子育てに対する温度差や1人で子育てしている孤独感から、本気で離婚を考えたこともありました。でもそんな私がスリープトレーニングを通して、「私の家族の幸せの形」を知ることができて、また心から幸せだと思える日々を手に入れることが出来たので、その私の経験をお話ししますね。

スリープトレーニングとの出会い

オーストラリアに移住して6年目、私は33歳の時に長女を出産しました。日本と違う生活にも慣れ、看護師としての地位も確立し、私の中で子育てをするのに不安なんてありませんでした。私なら親が近くにいなくても子育てはしていける、そんな変な自信があったのです。

でも現実はそんなに甘いものではなかった・・・。

退院後の生活は想像以上に体に負担がかかるものでした。

娘は帝王切開で産まれたので、傷口が痛くて起き上がるのが大変・・・
授乳が上手くできなくて、あかぎれの様に裂けて痛い・・・
旦那は夜、授乳や寝かしつけを手伝ってくれない・・・
ミルクをあげてもすぐに寝てくれなくて、抱っこしたまま1時間も家の中を歩き回る・・・
何日もまとまった睡眠がとれない・・・

気分転換に散歩に出ようなんてとんでもない、着替えすらする気分にもならない、そんな生活が6週間続きました。

それでもやっと、地域のEarly childhood centreが主催するサポートグループに参加しようと思えるようになってきたので、週1回参加し始めたんです。

ある日サポートグループの会が終わってみんなでカフェに行ったとき、気が付いたことがあったんです。何人かのお母さんは同じ時間にミルクをあげ、少し遊んで、ベビーカーに赤ちゃんを入れて少し揺らしたら、赤ちゃんたちはそのまま夢の中へ。そして私の娘はグズグズしているのに、その赤ちゃんたちはご機嫌よくしている・・・。

同じようにしてみたら、娘も寝てくれるかな?そんな甘い考えで真似してみたら、当然ながら大失敗、寝るどころか発狂。

“できないお母さんって思われるかもしれない”という恐怖心があった私は、どうしたら赤ちゃんが機嫌よくしていられるのか聞くのをしばらく躊躇してました。でも「ここで聞かなかったらきっとで後悔する」、そう感じた私は1人のお母さんに何をしているのか勇気を振り絞って聞いてみました。そしてこれがスリープトレーニングとの出会いだったんです。

スリープトレーニング開始

開始から1週間後、自分でも驚くほど娘はスッと
寝てくれるようになったおかげで私の生活は
一変しました。

お昼寝は時間になれば寝るようになって、日中も機嫌がいい。
マザーズグループのお母さん達からも「あの子がすんなり寝ている」ってビックリされるほどに。

夜だって、それまではお風呂に入れて授乳しても、なかなか寝てくれなくて1時間以上グズグズしていた娘が、7時には寝かしつけなしで寝るようになったんです。そして自分の時間を確保できるようになったんです。

私、人生の運をすべて使い果たしたのではないかと思ったんですよ。

そのせいもあってね、このスリープトレーニングのスケジュールを守ることが、私の人生を守るものだと感じるくらい重要なものになっていたんです。

その後の私

スリープトレーニングを始めて、体が楽になることを覚えた私は、スケジュールを守る事に必死になっていました。

確かにね、赤ちゃんの睡眠時間をきちんと確保してあげることは大切です。赤ちゃんに授乳をする事が必要不可欠のように、ちゃんと睡眠を取らせてあげるもの親の務めです。ただ、それ以上に私は生活パターンが乱れることによって、また元の生活に戻されるのが怖かったんです。だって、1度自分で寝る事を覚えたからと言っても、2歳までには成長に伴う睡眠習慣の後退が何回もくるので、いつ何時またあの長い寝かしつけの日々が戻ってくるかもしれなかったから。

娘の成長のためでもあり、自分の体を守るために、私は毎日が戦争でした。その結果、私は家族の司令塔となり、なかなか理解してくれない旦那にも指示を出しながらこの生活を守ろうとしていたんです。

以前の夫婦関係

私の旦那は年下で、20代後半でパパになったんです。体外受精で長女を授かったので、計画的であることは間違いなのですが、娘が生まれたばかりの頃は「どうして子供が欲しかったの?」と疑問に思うくらい、子育てに参加してくれなかったんです。

娘を1人でお風呂に入れられない。
夜起きて授乳してくれるわけでもない。
寝かしつけを手伝ってくれるわけではない。
娘と外にお出かけなんてできないから、私に一人の時間をくれるわけでもない。
かといって家事を手伝ってくれるかというと、そうでもなく、ほとんどが私の仕事。
休日は遅くまで寝ていたい。
ケンカになれば、私が今働いていないことを指摘してくる。
娘の寝る時間があるから遠出できないことが続けば超不機嫌。
その上自分だけ1人の時間が欲しくて出かけようとする。

こんな夫婦関係に嫌気がさして、何度も娘を1人で育てる方法を模索しましたよ。
弁護士に相談しようかとも思ったくらいです。

でも、スリープトレーニングを始めてから少しだけ夫婦関係が変わったんです。何度も何度も泣いていた娘が昼間は機嫌よく、夜はすんなりと寝れる姿を見た彼は、スケジュールの重要さを分かってくれて、少し協力してくれるようにはなったんです。

でもその代わり、彼は私に何でも意見を求めてくるようになりました。そしてそれが私の逆鱗に触れることもしばしば。

「何度も言っているのに何でわからないの!!!!」

そして何度も聞かれることが嫌だった私は、自分でほとんどをするようになっていったのです。

転機

2人は子供が欲しかった私たちは長女誕生から約1年後に再度体外受精をし、長男を授かりました。と言っても私たちの生活は相変わらずで、私が家族の司令塔となり子育てに忙しい毎日を過ごしていました。

そんなある時、「私のする子育て・私の家族、で本当に大切な事は何?」と考えさせられることがありました。そして「それ以外の小さな私のこだわりは手放せるのではないか」・・・と。

自分の中でこの意味が100%理解できた時、私の両肩の上に乗っていた重りが一番下の重要な部分だけを残して落ちていくのが分かったんです。

私の一番大切にしたい事は、家族全員がいつも笑顔でいること。安全で安心できる温かい家族であること。そして子供たちが7時までにベッドに入り十分な睡眠時間が取れる事で健康に成長していける事。

それ以外は私のちっぽけなこだわりであって、このちっぽけなこだわりは手放せる。
手放すことで自分が楽になり、楽になることで心に余裕ができ、心の余裕は優しさに繋がる。

そしてこの心の余裕と優しさは、旦那を“お父さん”へと育てることに気がついたのです。だって、私がいちいち細かいことを旦那に要求しないから、旦那は自分のやり方で子供の面倒がみれて、そしてそれが自信となっていったんですね。

気がついたら、子供のお昼寝の時間、彼はちゃんと分かっていて、出来るだけスケジュールに沿えるように彼なりに頑張ってくれていたんですよ。

私の心に余裕ができることで、見えてなかったものがはっきり見える。そしてそれがはっきり見えることで、「2人で子育てしている」という私が一番欲しかった感覚が手に入ったんです。

母として、看護師として

母親となり、1年間の産休ののち職場復帰した私は、今までの自分とは少し違うナースAkikoがいることに気がつきました。

 

今までは看護師側の目線

「この患者さんには何が必要か」
「家族はそれに対してどうするべきであるか」
「それに必要なサポートはなにか」

を中心として看護していました。もちろんそういう目線は看護師にとって必要です。でも、母親になった私は、もっと違う目線でも状況が見ることができることに気がついたんです。

 

患者さんは今何が一番欲しいと思うのか・・・
家族はどんなサポートを必要と感じているのか・・・。

そう、患者さんとその家族の気持ちに
寄り添った看護です。

今までに甲状腺摘出術と2回の帝王切開、計3回の手術を受け、患者という立場で病院にいたことがあります。
大学に行くまで一緒に住んでいた祖父母を亡くし患者の家族の立場も味わいました。
子供という大切な存在を手に入れ、人の人生を大きく左右する立場にあるという責任を背負ってます。

このような経験が私に ”私が提供したい看護とは何か” と教えてくれたように思います。

ただね、この患者さんと家族の気持ちに寄り添った看護をすることで、実は私自身が辛い思いをすることも多くなりました。

私は病棟に勤務しています。もちろん急変する患者さんもいらっしゃいますし、亡くなられる方もいらっしゃいます。その方々の看護をしていて、患者さん自身やご家族の事を思うと、心が切り裂かれるような感情が心の底から沸き上がってきます。

この方が私の大切な家族だったら・・・

患者さんが亡くなられるにしても、それが予期できていて、しかも家族全員が思い残すことなく時間を過ごされた後なら、「ああ、人生を全うされたんだな」と思うことができますが、予期しない出来事だったり、まして自分の子供が自分より先に天国に行ってしまうなんて、想像すらもしたくありません。

でも、現実、不慮の事故で亡くなられる方も多くいらっしゃいます。

救急時の対処方法を知っていたら、結果が違っていたのかもしれない・・・
リスクを避ける行動を知っていたら、事故に合わなかったかもしれない・・・

ファーストエイドのコースはインターネットで検索かけたらいくらでもでてきます。でも、

そのコースで積極的に質問ができますか?
率先して技術トレーニングに参加できていますか?
英語での講義に日本語の様に理解できましたか?

一番必要なのはサティフィケートを持っている事ではなく、本当に理解ができて技術が身についたかです。
上の質問で1つでも「No」と言われる人のために、その人達が自信をもって自分の手で大切な人を守ることができるようにお手伝いしたい、そんな思いが私の中にあるのです。

今の私が思う事

現代社会で生きるお母さんにとって 、子育ては ”自分が背負うもの” 、”助けがなくても何とかしていかなければいけないもの” と感じることが多くなってきているのではないでしょうか?特にご実家から離れて暮らすお母さん達にとっては、自分が病気になれないほど忙しく、手助けがすぐ近くにない中インターネットの情報を片手に頑張られていることだと思います。そして、私もそのうちの1人です。

それでは、そのようなお母さん達は、お子さんの手が離れるまで自分を犠牲にして頑張り続けなければいけないのでしょうか?

私はそれは違うと思います。

どんな状況にいたって自分を大切にすることは大切です。自分を大切にした分だけ、その人の心の中には愛と優しさを蓄えるスペースが生まれると思うんです。そしてそこに蓄えられた愛と優しさは、一番必要とするあなたの大切な子供の所に注がれるでしょう。

スリープトレーニングは子供を寝かしつけるだけでなく、自分を大切にする仕方のヒントもくれます。

ファーストエイドはお母さんに子供を守る自信を与えてくれます。

1人で頑張りすぎないで。

子育てが楽しくなる、あなたなりの方法を一緒に見つけてみませんか?